2010年4月アーカイブ

薬剤師は、患者に対してだけではなく医療従事者(とくに医師)に対しても医薬品情報提供を行います。

世の中には飲み薬や外用薬、注射薬など数千種類もの医薬品が存在しますよね。

また、毎年「新薬」といわれる新しく開発された薬もあれば、何らかの理由で「製造中止」された医薬品も数多く存在しています。

そのほかにも、昨今の健康ブームでサプリメントや健康食品を使用する人が増え、それらも治療を行ううえで重要な情報となるのです。

そのため、薬剤師は医師から

「患者がAという薬を飲んでいるのだが、これはいったい何の薬なのか?」
「これから行う検査に対して影響のある薬なのか?」
「新しく発売されたBという薬はいままでのものと比べてどこがちがうのか?」

・・・などなど、さまざまな問い合わせを受けます。

薬剤師は医師が適切な治療を行えるように、迅速かつ正確な情報を提供しなければならないのです。


数年前から「ジェネリック医薬品」という言葉を、耳にするようになってきましたよね。

新薬として最初に発売された薬は、特許によって守られ、開発したメーカーが独占的にその薬を製造販売することができます。

これを「先発医薬品」といい、20~25年の特許期間が切れると他のメーカーも同じ成分、同じ効果の薬を製造できるようになります。

これを「後発医薬品=ジェネリック医薬品」と呼ぶのです。

現在、国の医療費削減のために、ジェネリック医薬品を普及させようという強い動きがあります。

先発医薬品は後発医薬品に比べ、その値段が高いことが多く、患者の医療費負担に重くのしかかっています。

医師の反対がなければ、薬剤師の判断で少しでも安いジェネリック医薬品に変更することができます。

ただ、これにもきちんとした薬学的知識が必要。

同じ効果を表記しているジェネリック医薬品であっても、先発品と比較して若干異なる部分があるため、それを総合的に判断して適切と思われる場合にのみ患者に説明をし、了解を得て変更するのです。


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